「次の単元の調べ学習、子どもたちにどんなテーマや視点で探究させよう…?」
「ネット上に情報が溢れすぎ…」
「本は、準備できたけど、全部読む時間はない…」
全国の先生方、日々の教材研究や授業準備、本当にお疲れ様です!
GIGAスクール構想で一人一台端末が普及し、
子どもたちがWebで「調べ学習」を行う機会が格段に増えました。
しかし、その前段階として「教師自身が対象となるテーマの全体像(構造)を把握し、適切な問いを設定する」という教材研究のプロセスは、
想像以上に時間がかかるものです。
そこで今回ご紹介するのが、GoogleのAIツール「Gemini Notebook」を活用した教材研究テクニックです!
Gemini Notebookを使えば、
Web上の情報を検索・厳選し、
一瞬で「マインドマップ(構造化)」まで仕上げることができます。
実際の操作画面をお見せしながら、その具体的な手順をステップ・バイ・ステップで解説します!
第1章 なぜ「Gemini Notebook×調べ学習」なのか?
従来の生成AIに「〇〇について教えて」と聞くだけでは、
AIが誤った情報(ハルシネーション)を交えて回答してしまうリスクがありました。
しかし、Gemini Notebookの最大の強みは
「信頼できるソース(情報源)を人間が指定し、その情報源だけをもとに思考整理・分析を行えること」にあります。
- 人間(教師): テーマを選び、自治体や専門機関などの「信頼できる一次情報」を検索してインポートする(ファクトチェック)。
- Gemini Notebook: 取り込んだ信頼できる情報だけを横断分析し、Studio(スタジオ)機能で構造化・マインドマップ化する。
まさに「人間の目利き」と「AIの整理力」を掛け合わせた、
最も確実でスピーディーな教材研究スタイルなのです。
第2章 Gemini Notebookを使った教材研究 4つのステップ
調べ学習となると、生き物や特産品、環境問題、歴史上の人物…
あげることができないほどたくさんありますが、
今回は例として、「秋芳洞(山口県美祢市にある日本最大級の鍾乳洞)」を題材に、
教材研究を進めてみましょう!
Step 1|テーマに沿ってWeb検索を実行する
まずはGemini Notebookを起動し、新規ノートブックを作成します。
ノートブックを開くと左側にソースの追加画面が表示されるので、
「ウェブで新しいソースを検索」というところに調べ学習のテーマを入力し、🔍を押します。

💡操作のポイント
「秋芳洞 地質 見どころ バリアフリー」のように、児童・生徒が調べそうな観点や、
授業で取り上げたいキーワードを盛り込んで検索するのがコツです。
Step 2|信頼できるサイトをファクトチェックしてインポート
検索結果一覧が表示されたら、ここからが「教師(人間)の腕の見せ所」です!

この画面ですと、公式サイトなのか個人ブログなのかわかりません。
ここで間違った情報をインポートしてしますと
この後に間違った情報が出されることになりますので、
ファクトチェックをします。
右上の「表示」を押します。
すると、画面がこのように変わります。

ここでソースになる者たちを厳選していきます。
美祢市公式HP、観光協会、科学博物館、バリアフリー調査機関など、信頼性の高いWebページを選択するという方法もありますが
たまに内容が調べ学習と意図しないページもあります。
赤四角内の矢印を押すと、実際のWebサイトに行きます。
よかったら青四角に☑を入れる。
微妙なら、チェックを外します。
確認ができたら、インポートをします。
💡ここが重要!
AIに情報を読み込ませる前に「正しい情報源だけを選ぶ」というフィルターを人間が挟むことで、
教材研究の精度と信頼性が劇的に向上します。
Step 3|「Studio(スタジオ)」機能で一瞬にしてマインドマップ化!
信頼できるソースを取り込んだら、画面右側の「Studio(スタジオ)」パネルに注目してください。
ここから「マインドマップ」の生成ボタンをクリックします。

すると、希望するトピックを入力する欄に変わります。

希望するトピック欄に
・小学生が調べ学習でしらべるためのテーマになるものを焦点化
・事実のみに焦点を当てる
・分からないものや諸説あるものについては、必ず表記をする。
と入力し、「生成」を押します。
すると…インポートした複数の専門サイトの情報が整理され、きれいなマインドマップが自動生成されます!
以下が作成したものになります。

- なりたちと歴史(約3億5000万年前のサンゴ礁、昭和天皇による命名など)
- 見どころ(百枚皿、黄金柱など)
- 洞窟の生き物(コウモリなど)
- 自然と特徴(日本最大のカルスト台地、ドリーネなど)
このように、バラバラだったWebサイトの情報が「テーマ別の構造」として一目で把握できるようになります!
このマインドマップを手持ちの教員の資料として持っておくだけで、助かります。
また、このマインドマップから気になることが出てきた場合は、教員がさらに調べておくことも有効な方法になります!
第3章 授業現場での活用アイデア
自分でイチから資料を読み込んでノートにまとめる時間を大幅に削減でき、
浮いた時間で「子どもたちへの具体的な声かけ」や「個別の支援」に集中できます。
実際にどのように活用するのかをご紹介します!
活用① 学年間での共有・打合せ資料
学年会で調べ学習について打ち合わせをしていたとしましょう。
「秋芳洞」について調べるとなったとき、
実際に秋芳洞に行った経験のある教員や過去に調べたことのある教員ならどのような場所かイメージしやすいですが、
詳しくない教員からすると、なんのことかさっぱりです!
そこで、このマインドマップを学年会の資料にするだけで
「こんなこと場所なんだ!」
「これを調べさせると面白そう!」
となります!
ぜひ、学年間で共有してみてください!
活用② ヒント出し
調べ学習をしていると、必ずいますよね!
「何したらいいか、わからん。」
「行き詰まった」
という児童・生徒!!!
そんな時に、
適切な視点(「バリアフリーの観点から見てみたら?」「歴史の視点はどう?」など)を提示できるようになります。
活用③ 【超発展】指導案・ワークシート・スライドのたたき台作成
Gemini Notebookでは、ここから指導案やワークシート・スライドのたたき台を作成することも可能です。
チャット欄で、問いや指導上の留意点等を壁打ちし、最終的に打ち出してもらいます。
指定したソースのみを参照して生成してくれるため、
実際の学習場所や資料に即した、具体的で質の高い問いが瞬時に完成します!
生成AIが作成したものですので、必ず人間が責任を持って確認してくださいね!
まとめ AIを「思考の整理パートナー」にして、最高の授業を作ろう!
今回は、Gemini Notebookを使った「調べ学習の教材研究術」をご紹介しました。
AIにすべてを丸投げするのではなく、
「人間が信頼できる情報を厳選し、AIが構造化をサポートする」という役割分担こそが、
これからの生成AIの活用した授業づくりのカギとなります。
教材研究の効率を上げ、生まれた心のゆとりで、子どもたち一人ひとりと向き合う豊かな時間を創出していきましょう!
ぜひ、次の単元準備でGemini Notebookを試してみてくださいね!

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