Copilotマイクロソフト活用術

なぜ、私がCopilotを使うのか?

――小学校教員 × 生成AIのリアルな付き合い方――

「生成AIって、実際どうなの?」

最近、教員仲間からそんな質問を受けることが増えてきました。

結論から言うと、

一度使い始めると、もう“使わない”という選択肢はなくなります。

ただし、私は「便利そうだから」という理由だけで使っているわけではありません。

教員という立場だからこそ、大切にしている使い方と、選んでいる理由があります。

今回は、

なぜ私がCopilotを使っているのか

小学校教員の視点から、正直に書いてみます。


■ 生成AIを使う「共通の理由」

ここで挙げる①〜④は、

正直に言えば どの生成AIでもできることです。

それでも、私が日常的に使っている理由があります。


 ①いつでも相談できる相棒ができる

24時間365日、年中無休。

思いついた瞬間に、まず生成AIに相談できる。

私の場合は、

「とりあえず生成AIに相談する」

→「その内容を踏まえて、必要に応じて他の先生と相談する」

という流れを大切にしています。

一度、考えが整理された状態で相談できると、

  • 話の論点が明確になる
  • 感情ではなく事実ベースで話せる
  • 話し合いが短時間で済む

など、相談の質が確実に上がると感じています。

生成AIは、

答えを出す存在ではなく、考えを整理するための下書き相手

この距離感が、教員にはちょうどいいのです。


 ②視点が広がる

生成AIの強みは、

一人では出しきれない量の視点を提示してくれることです。

例えば、プロンプトに

この取組の

・良いところを10個

・悪いところを10個

挙げてください。

それぞれに対する対策も考えてください。

と入れるだけで、

  • 自分では気づかなかったメリット
  • 見落としていたリスク
  • 実行可能な改善案

まで一気に整理されます。

一人で考えていると堂々巡りになりがちですが、

Copilotを使うことで、

思考が「止まる」から「前に進む」感覚があります。


 ③模擬対話ができる

教務主任や支援コーディネーターとして、

  • 新しい取組を提案するとき
  • 個別に教員と話をしなければならないとき
  • 反対や不安の声が出そうな案件

では、事前の準備や根回しがとても重要になります。

そんなとき、Copilotに

  • 想定される反応や反対意見
  • 相手が不安に感じそうな点
  • それにどう答えるとよいか

を聞き、模擬対話を行います。

さらに、

「誰に、どの順番で話すとよいか」

「事前に共有しておくとよいポイント」

なども整理してもらい、

実際の根回しの計画まで立てることがあります。

Copilotは、

人と話す前の“思考と根回しのシミュレーター”として、とても優秀です。


 ④エージェント化で仕事が一気に早くなる

エージェントについての記事はこちら↓

特に効果を感じているのが、

自作の「メール返信・作成エージェント」です。

これを使うと、

メール1通が、2分あれば送れる。

初めての相手や、気を使う文面でも、

  • 丁寧
  • 失礼がない
  • 教員らしい落ち着いた言い回し

を素早く整えてくれます。

最終確認は必ず自分で行いますが、

「一から考える時間」がなくなるだけで、業務の負担は大きく減ります。


■ 「Copilot」を選ぶ理由


 ①自治体がMicrosoftを導入しており、環境として自然に使える

私が勤務している自治体では、

教員用PCにMicrosoft環境が標準搭載されています。

私は現在、Microsoftアカウントを3つ持っています。

  • 職場でのMicrosoftアカウント(教育)
  • 家のPC用の個人Microsoftアカウント
  • MIEE(Microsoft認定教育イノベーター)アカウント(教育)

そして、次のように使い分けています。

  • 校務 → 職場でのMicrosoftアカウント
  • 研修・研究 → MIEEアカウント

プライベート → 個人アカウント

このように明確に分けることで、

業務・研究・私生活が混ざらない環境を保つことができます。

こちらは、アカウントの使い分けをnotebookLMでまとめたものです。

なお、有料版Copilotでは、

校則などのファイルと紐づけた

クラウド内データ専用エージェント」を作成することも可能です

(※私は現在、通常利用です)。


 ②学校アカウントによるデータ保護(ただし、過信はしない)

Copilotは、学校アカウントで利用することで

強固なデータ保護がなされています。

ただし、

だからといって個人情報を入力してよいわけではありません。

教育・研究機関は、サイバー攻撃を受けやすい分野でもあります。

私は、

は入力しない、というルールを徹底しています。

Copilotのような生成AIのチャットの内容は、LMM(大規模言語モデル)の学習材料になります。

学習材料にならないための設定方法もありますが、

Microsoftの教育アカウントについては

・プロンプトや応答は組織外に保存されずMicrosoftも閲覧しない

・チャットデータは、LMMの学習に使用しない

となっているので、教育アカウントは安心して使えるものと思っています。

※ このような内容については、利用規約を読んでいただけると記載されております。


 ③著作権の面で安全性が高い

教材や資料は、

子ども・保護者・研修会など、公の場に出る前提のものです。

Copilotは、

著作権侵害につながる可能性のある出力を控える設計になっており、

安心して使えるブレーキ役として機能してくれます。


■ 職務で使う以上、守るべきルールがある

職務として生成AIを使う場合は、

教育情報セキュリティポリシー

自治体としての生成AI活用方針を必ず守る必要があります。

便利だから使う、ではなく、

  • 何に使ってよいのか
  • 何に使ってはいけないのか
  • どのアカウントで使うのか

を確認したうえで使う。

これは、教員自身と学校を守るための大前提です。


■ 生成AIは「相談相手」。最終決定は人が行う

生成AIは、あくまでも相談相手です。

最終的に決めるのは、必ず自分(人間)です。

Copilotができるのは、

  • 選択肢を出す
  • 視点を広げる
  • 考えを整理する

ところまで。

判断・責任・実行は、人にしかできません。


■ まとめ

Copilotは、私にとって

  • いつでも相談できる相棒であり
  • 思考を広げてくれるアシスタントであり
  • 対話や根回し、業務を支える裏方であり
  • そして何より、安心して使える存在です。

生成AIは、

教員の代わりに判断するものではありません。

しかし、

ルールを守り、正しい距離感で使えば、

教員が人に向き合う時間を増やしてくれる道具

になります。

だから私は、

これからもCopilotを使い続けます。

追伸

とはいうものの、さまざまな生成AIがあります!

・ChatGPT

・Gemini

・Canva AI 

・notebookLM などなど

ぱっと思いつくだけでも、これだけあがりました。

まだまだあると思いますが、

たまにChatGPTやnotebookLMなんかに

浮気をしているのが現状です!

お使いの端末や自身の環境に適したもので、

安心・安全に使えるものを選び

使用していければよいのではないかと思います!

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