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小学校では使いにくかった生成AIが、中学技術で化けた理由。生成AIで作る「情報」の授業準備実践4選

生成AI活用術

普段、小学校と中学校の両方で教壇に立っています。

正直なところ、

「小学校(特に低学年)の授業準備で生成AIを使うのは、少し使いづらいな…」

と感じることが多くありました。

今年度は、「生成AIを活用した授業」の報告を頼まれていまして、いろいろ考えているのですが…

「○年生までで習った漢字にして」

「〇〇の意味を分かりやすく説明して」

というようなことであれば、授業準備としても使いやすいです!

しかし、小学生の発達段階に合わせた細やかな言葉遣い(ひらがな表記やわかりやすい言い換え)や、

直感的に伝わる細かい教材のニュアンスをAIに指示して調整するくらいなら、

「自分で作った方が圧倒的に早い…」と感じていたからです。

しかし、中学校の専門的な学習領域に入った瞬間、生成AI(Gemini / NotebookLM)の使い勝手が劇的に変わりました。

中学生向けとなると、

 ・論理的なデータ比較

 ・具体的なスペック設定

 ・専門概念の解説

 ・定期テストの厳密な問題作成 など

AIの得意分野と授業準備のニーズがバチッと噛み合います。

「中学校の専門的な内容だからこそ、AIのポテンシャルが爆発的に活きる」と強く実感しました。

今回は、私が1学期の中学1年技術「D 情報の技術」の授業準備(ワークシート・テスト・教材作成)で実際に役立った、

Gemini・NotebookLMの具体活用法4選をご紹介します。

【実践1】思考力を揺さぶる演習問題の作成

「データ量」や「解像度」の仕組みを学習した後、

単なる知識の暗記に終わらせず、生活に関連付けて活用力を育むための演習問題Geminiとともに作成しました。

  • 取り組み内容: Geminiに条件を指示し、「異なる3つのスペック(画素数・ストレージ容量・価格など)を持ったスマートフォン」の比較事例を出力させ、ワークシートに掲載しました。
  • 授業での工夫: 「どれが一番良いと思うか?」を尋ね、データ量や解像度の観点から自分なりの理由まで含めて考えさせる問いに仕立てました。
  • 効果: リアリティのある比較条件や文章をAIが瞬時に生成してくれるため、教員側の準備コストを削減しつつ、生徒が主体的に悩んで判断する質の高いワークシートが完成しました。

下の画像が実際に作成したワークシートになります。左下の画像まで作成してもらいました!

※ もし、このワークシートのデータが欲しい方がいたらDMください!

【実践2】概念理解動画の作成

抽象的で生徒がイメージしにくい「インターネットのしくみ」について、直感的な視覚・聴覚教材を用意する目的で活用しました。

  • 取り組み内容: Gemini Notebook(NotebookLM)に解説テキストや資料を読み込ませ、インターネットの仕組みを分かりやすく説明する導入用動画・解説コンテンツを作成しました。
  • 効果: 板書や口頭説明だけでは伝わりにくいネットワークの構造やデータの流れを、動画形式で提示することで、授業冒頭での理解度が格段に向上しました。また、「地域のゆるキャラをスマホで検索した場合、どうなるのか」ということを例に生成したところ、さらにイメージしやすいものとなりました。

Gemini Notebookに資料を読み込ませる場合は、たくさんの物を入れると動画内の情報が薄くなってしまいますので、こちらも参考にしてください!

この動画は、授業用HPにあげておくことで、生徒がテスト勉強の際に確認できるようにもしていました。

【実践3】「漫画のコマ・シチュエーション画像」生成

情報モラルの指導では、生徒自身が「自分事」として捉えられる具体的な場面設定が欠かせません。

  • 取り組み内容: Geminiの画像生成機能を使い、「SNS上のトラブルやネット利用で悩ましい場面」を描いた漫画の1コマ風画像を生成しました。
  • 授業での工夫: 「この時、あなたならどうする?」という投げかけとともに画像をワークシートに掲載し、個人思考やグループ討論のフックにしました。
  • 効果: イラストがあることで状況が瞬時に生徒へ伝わり、ワークシートを開いた瞬間の集中力や興味・関心の高まりを実感しました。

下の画像が実際に使用したものになります。漫画風にすると、読むのが苦手な子でも、読んでくれました!

【実践4】著作権侵害リスクを解消した画像生成

ワークシートや定期テストや各種評価問題の作成において、教員が常に頭を抱えるのが「挿絵や問題用画像の著作権」です。

  • 取り組み内容: テスト問題に必要な技術系の図版やイメージ画像を、Geminiの画像生成機能でゼロから完全オリジナルで作成しました。
  • 効果: Web上でフリー素材を探し回ったり、利用規約を細かく確認したりする手間が一切なくなりました。「著作権を侵す心配がない」という確固たる安心感を持ってテスト作成に集中できる点は、現場の教員にとって最大のメリットだと感じます。

【実践2】の類似問題を定期考査に出題しました。その際に、3種類のスマホの画像を作成してもらい、下の物をテストに載せて使用しました。

まとめ:専門性が高まるほど、生成AIは「最強の相棒」になる

「生成AIを授業準備に使ってみたけれど、なんだかしっくりこなかった」という経験のある先生は、

もしかすると対象の発達段階や教材の性質と、AIの特性が噛み合っていなかっただけかもしれません。

  • 小学校:児童の生活感、表記の細やかさ、情緒的なニュアンスが重要なため、手動やアナログな工夫が勝る場面が多い
  • 中学校:専門知識の整理、データ比較、論理的な問いの立案、著作権フリーな素材生成など、AIの強みがダイレクトに活きる

専門的で準備に手間がかかる中学校の教材づくりだからこそ、GeminiやGemini Notebookを頼る価値があります。

授業準備の負担軽減授業の質向上を両立させるアプローチとして、ぜひ1つでも試してみてください!

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