先日、校内で生成AIの研修を行ったのですが、
その際に多くの先生方から上がったのが
「著作権が心配」
「どこまでやっていいのか基準がわからない」
という声でした🤔
中には「トラブルが怖いから、教科書や資料は使わず、チャットでの雑談的なやりとりのみで留めている……」という先生も🙋♂️🙋♀️
慎重になるのは当然ですし、
その危機管理意識は素晴らしいことです!
ただ、「よくわからないから使わない」で終わらせてしまうのは、あまりにももったいない!
実は今、教材研究における生成AIの利用には、大きな壁が立ちはだかっています。
それが「教科書会社ごとのスタンスの違い」です🚧
第1章 ぶつかる「著作権の壁」と、これからの予測 ⚖️
今、教科書会社によって生成AIへの対応は驚くほどバラバラです⚡️
Xで見かけたものを簡単にですがまとめてみました。以下のようになります!
A社(詳細は、クリック)
ガイドラインの範囲内(データの学習・蓄積をさせない等)なら、
スライド作成などに一部利用OK
B社(詳細は、クリック)
独自の権利物(文学作品や写真など)が多く、
使用許諾は一切出せない(=教科書内容の入力はNG)
「会社ごとにルールを確認するなんて、忙しくてやっていられない!」というのが現場の本音ですよね💦
会社ごとの概要に書くと特定されそうなので書かなかったのですが、
NotebookLMならOKや
学習させない設定ならOKなど様々です!
ここからは私の予測ですが、
このままだと現場の困惑した声が教育委員会に届き、
自治体側はリスクを避けるために、
近いうちに「トラブル防止のため、教科書を使った教材研究へのAI利用は一律禁止」というガイドラインを出してくる可能性が極めて高いです。😱
「じゃあ、やっぱり生成AIなんて使えないの?」
いいえ、全くそんなことはありません!
むしろここからが、私たち教員の腕の見せ所です。
まずは著作権の心配がない「校務」でAIを相棒にし、
教材研究については別の戦略で攻めていきましょう!🚀
第2章 明日から職員室で使える!4つの「脱・教科書」AI活用術 🛠️
教科書の本文を一文字も使わなくても、
生成AIは私たちの業務を劇的に助けてくれます。
まずは、著作権のリスクがない校務領域で、AIをフル活用してみましょう💻
① 「学級通信」や「行事案内文」などの文章作成・推敲📄
ゼロからお堅い文書を作ったり、文章を組み立てたりするのは時間がかかりますよね。
「小学校3年生の学年便りに載せる、プール開きの案内文を200文字で考えて📝」
「〇〇の行事の保護者案内文を作成して👔」
このようなことを頼むだけで、一瞬でベースになる文章を作ってくれます。
保護者向け文書の誤字脱字チェックや「もっと柔らかい表現にして」という推敲も得意です。
② 授業の導入で使う「雑学」や「クイズ」のアイデア出し❓
教科書の中身は使えなくても、単元のテーマ(例:星座、日本の気候、歴史上の人物)に基づいたクイズなら著作権は関係ありません🙅♂️
「子どもたちが『えっ、本当!?』と驚くような、冬の星座に関する3択クイズを3つ作って✨」
もちろんファクトチェックをするのは当たり前ですが、
これを授業の最初の3分に組み込むだけで、
子どもの食いつきがガラリと変わります👦👧
③ 面倒な「計算やデータ処理」を丸投げする📊
ちょっとした集計や計算こそ、AIの得意分野です。
Excelの関数を組まなくても、指示を出すだけで一瞬で処理してくれます。
運動会の赤白分け
「全校の児童生徒の人数と男女比のデータを渡すから、
各クラス・各学年で男女比ができるだけ均等になるように組み分けて👫」
800人規模、25クラス以上の画工でしたが、
運動会の組み分け数をほんの数分で終わらせることができました!
小テストの集計
「計算練習の得点データを渡すから、
チャレンジした問題数、正解数、正答率を教えて💯」
→ちなみに集計表には、番号・名前は書かせていません。
詳しくは、以下をご覧ください!
アンケートの集約
「クラス分を1つのPDFにまとめて集約して🗒️」
とお願いします。
「FormsやGoogleフォームを使えばいいやないか!」との声が聞こえてきそうですが、
- 低学年でタブレットにうまく入力できない!
- そもそも紙文化が残っていて、職員室の机上に大量のアンケートが置かれている。
こんな状況なら、紙媒体でしなければなりません…
実験でしてみたのですが、少し間違えるところがあったので、
アンケート用紙やプロンプトの改善が必要かもしれんせん😢
今後、研究していきます!
もし、アンケートの集約等でうまく活用している方がいらっしゃいましたら、教えてください!
④ プログラミング(校務自動化)をAIに丸投げする⚙️
「Excelマクロ」や「Google Apps Script(GAS)」と聞くだけで、
頭が痛くなる先生も多いはず…
(技術科の担当の私ですら、一瞬身構えます笑)
でも、私たちはコードを覚える必要はありません
AIにこう頼むだけです。
「Googleフォームで集めたアンケート結果を、ボタン一つでクラスごとのシートに自動で振り分けるGASのコードを作って。設定手順も優しく教えて」
出てきたコードを、指示通りに「コピペ」するだけ。
これだけで、これまで手作業で何時間もかかっていた集計作業が一瞬で終わる、
魔法のシートが完成します🧙♂️
3. それでも教材研究で使いたい!【イチオシ!】「過去の自分の授業ノート」活用術 📓✨
「どうしても教材研究にAIを使いたい」という先生に、
私がおすすめしたいのが「過去の自分の授業ノート」の蓄積と活用です。
デジタル好きな私ですが、
実は初任のころからずっと手書きの「授業ノート」を書き続けています。
初任のころなんて恥ずかしすぎるノートですが、捨てられません。
毎年、数冊ずつ新しいノートができるのですが、置き場に困っています…
と話が少しそれてしまいましたが、
教科書の図や資料をそのままコピーしていなければ、
過去に自分が作ったノートをAIに読ませて活用するのは著作権的にクリア(セーフ)です🍀
最近のAIの進化は凄まじく、
「ノートの写真をパシャッと撮って添付するだけ」で、
手書きの文字でも驚くほどしっかり読み取ってくれます。📸
この過去のノートの展開をベースにして、別の単元で使えるワークシートの構成を提案して
昔の自分の板書計画を、今のタブレット画面で見やすいレイアウトに修正して
このように、長年積み上げてきた自分の財産を
AIで現代版にアップデートしていく使い方は、
最高にクリエイティブでワクワクする活用法です。
ぜひ、机の奥に眠っているノートを取り出してみてください!👍
4. 正しく恐れて、賢く楽をしよう! ☘️
教科書会社の対応や、自治体のガイドラインに一喜一憂する必要はありません。
「ここがダメなら、あっちで使おう」と、
視野を広く持つだけで、
生成AIは今すぐ私たちの仕事を強力にサポートしてくれます。🤝
校務を賢く、
ポジティブに効率化して、
浮いた時間で「子どもたちと笑顔で向き合う時間」をたくさん生み出していきましょう❤️
